香港の軽便鉄道、輸送力強化のため路線再編を検討
香港では、新界の人口増加に伴い軽便鉄道の利用者も増え、乗車率はピーク時には96%に達し、輸送力の強化が急務になっている。
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2月7日付香港各紙によると、現行12路線の昨年の乗車率は69~96%、平均で80%に達している。最も繁忙なのは750号線と751号線で、この2線の乗客数は2008年の平均27万6000人から昨年には49万人まで増え、列車のキャパはほぼ飽和状態だ。
また、同一線路を走る路線(610、614、615号線)では深刻な渋滞が起きている。さらに、2003年のMTR西部線開通後は軽鉄と西部線のルートが重なることから、軽鉄の乗客減少につながっている。
同ルートの乗客数は、09年には全乗客数の7%を占めていたものの、昨年は5%にまで減った。
こうした事情から、政府運輸局では路線の再編を検討。ルートが重なる路線を減らし、列車の混雑を改善し、軽鉄全体の輸送力を強化したい考えだ。
しかし路線の再編後に一部乗客は乗り換えを余儀なくされる可能性があるという。
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