インド中央銀行が、市場の予測に反し、12月に続き政策金利を据え置き
インド準備銀行(中央銀行)は、2月8日、政策金利を現状のまま据え置くことを決定した。
昨年に実施した高額紙幣の廃止をおもな原因とする景気減速の懸念から、市場では「利下げ」を予測していたが、それを見送った形となった。
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インド準備銀行(中央銀行)は主要政策金利を年6.5%に据え置くことを決めた。
また、高額紙幣の廃止にともない実施していたATMと当座預金からの現金引き出し制限を、きたる3月13日から撤廃すると発表。
そもそもインドでは、昨年11月に、脱税対策を目的とした、モディ政権による突然の高額紙幣廃止の影響を受けて、市場が混乱して消費が落ち込んでいた。
よって、市場からは、政策金利の引き下げを実施するだろうという読みがあったが、それに反しての見送りとなった。
インド準備銀行(中央銀行)は、昨年10月に、国内の消費や投資をうながすため、金利を0.25%下げ、年6.25%に設定。高額紙幣廃止後の12月の会合でも、追加利下げが予想されたが見送った。
インド準備銀行(中央銀行)のパテル総裁は、今回の利下げを見送った理由について、高額紙幣の廃止の経済的影響を見極める必要性と、トランプ政権が世界経済に与える影響が不透明という旨を述べている。
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