今回のMOUは、日本人観光客をシンガポールに誘致することが目的とされており、旅行先としてのシンガポールの認知度向上と、渡航の促進をうながすための施策が実施される。
具体的には、2017年4月1日から2018年3月31日まで、両者による商品開発に加えて、TVコマーシャルを始めとするマーケティングやPR活動などを予定している。
7日に開催されたMOU調停式において、JTBの高橋広行社長は、「OTA（オンライン トラベル エージェント）にはできない、JTBならではの旅の感動を提供したい」という旨のコメントで、今回のMOUにかける熱意を見せた。
JTBは、自らのサービスを利用してシンガポールに渡航する日本人の数を、2016年度は約7万人を見込んでおり、今回のMOU提携を機に、きたる2017年度にはおよそ9万人を目指すということだ。