エズラの債務が急増、千代田化工、日本郵船との合弁の業績悪化で
石油・ガスサービス関連企業のエズラ・ホールディングスは、合弁会社イマス・チヨダ・サブシー(ECS)の業績悪化で、1億7,000万米ドル(約190億円)の償却(資産の評価切り下げ)を余儀なくされる可能性があると発表した。
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ECSはエズラが40%、千代田化工建設 が35%、日本郵船が25%出資した英国法人で、海底資源の生産に必要な海中・海底(サブシー)関連設備の設計、調達、建設・据え付け業務を展開していたが、業績が悪化した。
既に千代田化工と日本郵船は出資分の再評価を進めていることを明らかにしており、出資分とECSに対する融資として、千代田化工は380億円、日本郵船は130億円を償却する可能性がある。
エズラはECS事業で昨年3~5月期に1億8,130万米ドル(約200億円)の損失を計上している。昨年8月末時点の負債は8億8,720万米ドル(約1,000億円)、支払勘定は9,740万米ドル(約110億円)。債券保有者に対する366万Sドル(約4億円)の利払いも4月に迫っている。
マレーシア系金融大手CIMBのアナリストは、エズラが清算された場合、最も影響を受けるのはDBS銀行と予想している。OCBC銀行、大華銀行(UOB)もエズラに融資しており、引当金の計上が必要になる見通しだ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42177/
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