成長戦略「プッシュ・ツー・パス」に沿った措置であり、CKビルラと長期的な提携関係を構築し、自動車市場の大幅な成長が見込まれるインドにおいて事業基盤を強化する。初期投資として約1億ユーロを投資してインド南東のタミル・ナードゥ州に完成車の組み立て工場とパワートレイン工場を建設する。
合弁会社の1社は、CKビルラ・グループ傘下のヒンドゥスタン・モーターズ・ファイナンス・コーポレーション(HMFCL)と共同で設立する。PSAの乗用車の生産・販売を事業とし、PSAグループが過半数を出資する。
もう1社は、CKビルラ・グループ傘下の部品会社でトランスミッションやエンジンなどを生産するAVTECとPSAグループが折半出資でパワートレインを生産・供給する合弁会社を設立する。
完成車工場の生産能力は差し当たり年10万台とする。パワートレイン工場の生産能力は、国内市場や世界的な自動車メーカーからの受注に応じて調整する意向。
PSAグループによると、インドの自動車市場は2016年の300万台から、2025年までに800万~1,000万台に拡大するとの予測がある。
ソース:http://fbc.de/auto/ai15020/