2016年は高額紙幣が減ったものの、逆に100ドル紙幣の偽札が急増しているという。
枚数にして1542枚と、238枚だった前年と比べると548%も急増、1000ドル紙幣が同71%減、500ドル紙幣が同51%減となっているのと対照的だ。
警察では急増の背景として、インクジェットプリンターの性能向上と普及があるとみている。流通の手口としては、コンビニやスーパー、交通機関で使用されるほか、香港市民が中国本土で香港ドルを使用する際につり銭としてつかまされることも多いようだ。
偽札の特徴は、本物にある凹凸感がなく滑らかな手触り、透かしがない、裏面の保安線が金属箔でないなど、いくつか挙げられている。警察では疑わしい紙幣を見つけた場合は、使用せずに警察に通報するよう呼びかけている。
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