1月２５日付香港各紙によると、１６年の犯罪件数は前年比８．７％減の計６万６４６件で、１９８７年以降で最も低くなった。
検挙率は４７．３％で、前年比２．５ポイント上昇した。詐欺や脅迫、窃盗、スリの件数はいずれも約２０％減少しているものの、被害総額が５０万ドルを超える盗難事件は前年の３１件から５４件に増え、前年比７４％増と激増していることが分かった。
特に新界と香港島で増加しており、主に長期旅行の不在宅や窓を閉め忘れた部屋、足場が取り付けられた改修工事中のビルが狙われたという。
一方、警察官による犯罪は増え、１６年は２１人が刑事犯罪で警察に逮捕された（１５年は１５人）。容疑は窃盗、暴力、詐欺、わいせつ、強姦、ドラッグ所持などで、窃盗と詐欺が最も多かった。このほか、廉政公署（ＩＣＡＣ）に逮捕された警察官が６人、税関に逮捕された警察官が３人いる。
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