シンガポール・3Dプリンター技術群が発足、中小企業の利用を後押し
シンガポールの通産省は1月23日、3次元の造形物を得る技術である付加製造(3Dプリンター)技術の研究機関を集積した全国付加製造イノベーション・クラスター(NAMIC)の発足式を行った。革新的な製品、新たなビジネスモデルの開発を推進する。
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式典挨拶でロー・クムイアン次官は「付加製造技術は原型作成ツールから、製造業の生産性を引き上げる必須の技術になった」と語った。3Dプリンターは、3次元(3D)のコンピューターデータをもとに材料を積層して造形物を製作する。
NAMIC代表のホー・チョーシン氏は、3Dプリンター技術は航空宇宙産業やバイオ医学分野で活発に利用されているが、経験不足や経費がかさむことから、国内企業の利用は遅れていると述べた。
NAMICは官民連携組織で、付加製造分野の研究成果の商業化が目的。企業と研究者を仲介し、企業のニーズを満たせるような、革新的ソリューションの開発を後押しする。参加する研究機関は、南洋理工大学(NTU)、シンガポール国立大学(NUS)およびシンガポール工科・デザイン大学の3D研究所。既に39件の提携を仲介した。
NTUとインテレクチュアル・ベンチャーズとの提携では3Dプリンターで造られた物に刻印するバーコードの開発に成功した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42090/
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