24日付香港各紙によると、同行は今年の香港の域内総生産(GDP)伸び率を1.8%と予測。昨年見込みの1.4%を上回るとみている。
薛氏は「香港は開放型の小さな経済体であるため主に外的環境の影響を受け、中でも米国と中国の影響が顕著」と述べ、今年のGDP伸び率は米国が2.3%、中国が6.5~6.7%と予測し、香港は過去2、3年の伸び率が低かったことから今年は楽観できると指摘した。
また米国が今年3回利上げすれば香港との金利差は1.25%となるが、米国の政策金利が1.75~2%に達して初めて香港の銀行に利上げ圧力がかかると説明。このため今年は低金利環境を維持し、不動産市場への影響は小さいとみている。