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シンガポール取引所(SGX)の第2四半期は増収増益、IPOの増加を予想

 
売上高は前年同期比3%増の1億9,960万Sドル(約1,600億円)、純利益は同5%増の8,830万Sドル(約700億円)だった。IPOは2件と少なかったが、債券上場も含めた企業による資金調達額は48%増の920億Sドル(約7兆4,000億円)になった。発表会見でロー・ブーンチャイ最高経営責任者は「市況がこのままの状態を続ければ、1~6月のIPOは昨年7~12月を上回る」と語った。
 
多数の国内資本の企業が上場廃止計画を発表しており、SGXの上場先としての魅力に最近、疑問符が付けられている。すでに上場を廃止したオシム・インターナショナルが香港への上場を検討していると報じられている。ロー氏は「オシムは上場時の株価収益率(PER)が13倍で、上場廃止時は20倍だった。SGX上場で評価を上げたことを示している」と語った。
 
第2四半期の1日の株式平均売買高は17%増の10億9,000万Sドル(約870億円)。米大統領選の結果を受け、投資家が株式市場に戻り株取引が活発になった。利上げの発表も影響した。株式・債券部門の収入は6%増の約1億Sドル(約80億円)、デリバティブ部門は3%減の7,500万Sドル(約60億円)だった。1株5セント(約4円)の中間配当を実施する。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/42080/