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「サンミゲル」がフィリピンのボラカイ島に橋を架ける計画を発表

  
ボラカイ島は対岸のパナイ島カティクランから船で渡る方法が一般的であったが、1.9キロに及ぶ有料の橋を架けることによって、通行の利便性やボラカイ島が抱える生活用水、ゴミ処理の問題解決につながると立案したサンミゲル社は見ている。
 
サンミゲル社はビールで有名な会社であるが、今やインフラ関連を手掛ける複合のフィリピンでも有数の大企業となっていてビール醸造など一部門に過ぎない。
 
現在、サンミゲル社はボラカイ島の空の玄関口となるカティクラン空港の1000mに満たない滑走路を延伸し、ターミナルビルの建設を行い各方面からの観光客乗り入れの便を計ろうとしている。
 
この他5000室に及ぶホテルなど総額3億ドルに及ぶ投資を行うと発表している。
 
このサンミゲルの計画について、架橋が島の景観を壊すのではないかとの批判もあり、また、現在でも俗化していると評判のボラカイ島が、更に大量に訪問客を受け入れるのは環境の悪化を一層増進させるとの指摘も強い。
 
同様に5000室ものホテル建設が実現した場合、ボラカイ島本体の宿泊業界に多大な影響が出ると見られている。
 
サンミゲル社はビール醸造会社から脱皮し、エネルギーや政府インフラに食い込み、かつてのマルコスの取り巻き政商であったコハンコの影響下にあり、再び公共事業を食い物にするのではないかの懸念も強い。
 
そういった批判にめげずサンミゲル社は2020年を目標に、売り上げは200億ドルに達すると見ている。
 
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&page=2&command=list&command=body&no=294