シンガポール・今年の新規起債は1件のみ、流通市場には動きあり
今年の債券市場は起債が低調だ。しかし流通市場では動きが活発になっている。起債は政府系メープルツリー・インベストメンツの永久債(6億2,500万Sドル、約500億円、表面利率は4.5%)のみで、前年同期の5件、9億9,100万Sドル(約790億円)を下回った。
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バンク・オブ・シンガポールの債券担当者によると、1月は新年(旧暦)を見据え投資家が資金配分先を探すため、有価証券発行には適しているという。
昨年11月24日以降、値上がりした債券は、NOL(ネプチューン・オリエント・ラインズ)、イーザイオン、ギャラント・ベンチャー、オクスリー・ホールディングスなど。
償還がかなり先の長期債券は値下がりしたが、住宅開発庁(HDB)、陸運庁(LTA)、公益事業庁(PUB)など公的機関が発行した一部の長期債券は値上がりした。
DBS銀行のクリフォード・リー氏は「欧州各国における選挙やトランプ次期米大統領による政策変更の影響など今年は先行き不透明で、市場が目覚めるには時間がかかる」とコメントした。
しかし春節後は新規起債が期待できるという。OCBC銀行によれば、例年同様、公的機関や外資系を含む銀行による起債、また借り換えが予想される。今年償還を迎える債券は166億Sドル(約1兆3,000億円)相当にのぼる。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41988/
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