軸部のスペースの最大3分の1を占めるつり合い重りが不要になることで、通常なら6人乗りのエレベーターを11人乗りにすることが可能だ。
この技術を開発したのはシンガポール・リフト・カンパニー(SLC)で、不動産大手ファー・イースト・オーガニゼーション、ウォー・フップおよび香港の投資会社プロナスの合弁会社。アリスター・ベネット代表は、シンガポールを製造拠点に選んだ理由について、政府が革新的技術の導入を支援していることを挙げた。
エレベーターの名称は「エイト」。すべての部品に8年間の保証、設置に要する時間が従来型の8分の1、8人を快適に輸送できる能力、の3点が由来。生産コストは通常のエレベーターとほぼ同じ。ベネット氏によれば、システム設置では従来型が1フロアに5~7日要するのに対し、「エイト」は1日で済むという。第3四半期中に出荷を開始する計画だ。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41955/