昨年12月の中国データは継続的な改善を示した。NBS製造業PMIは51.4とわずかに下落したが、5か月連続拡大圏にあった。
　
新規注文サブ・インデックスは53.2と安定し、2017年が始まり製造業の楽観的な見通しを示している。さらに昨年12月のCaixin製造業PMIは51.9に上昇し、15年１月以来の高水準。だが2017年には経済の逆風が続くと予想される。
　
一つ目は、トランプ氏の政策は世界の貿易環境、特に中国にとって有利ではない。例えば彼は輸出者の利益を損なわせる関税を中国に提案している。
二つ目は、16年第4四半期の製造業にマイナスを与える住宅市場を押さえ始めた。
三つ目は、中国人民銀行の政策スタンスは変わらず維持し、17年第1四半期に預金準備率や金利の利下げの可能性は低いと考えられる。比較的タイトな金融政策は企業の資金調達コストを増加させる。要するに直近のデータは好調に推移しているが、17年の経済成長は再び減速すると予想している。
　
詳細はJLアドバイザーのHP（www.jladvisers.com）を参照。

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