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シンガポール、建設不況で公共工事を増額へ、鉄道や下水道工事など

 
官民合わせた昨年の建設受注は指定261億Sドル(約2兆1,200億円)で、建設業管理庁(BCA)の当初予想である270億~340億Sドル(約2兆1,900億円~2兆7,600億円)を下回った。長い準備期間が必要な大型の公共事業を複数、今年に延期したことが影響したという。
 
BCAは今年の建設受注を280億~350億Sドル(約2兆2,700億円~2兆8,400億円)と予想している。うち70%が公共工事。主な事業は、MRTサークル線、公益事業庁(PUB)の大深度地下下水道第2期、公営住宅、新国立がんセンターなど。
 
民間発注の建設工事は80~110億Sドル(約6,500億円~8,900億円)の予想で、フナン・デジタルライフ・モール、ゴールデン・シュー・カーパーク、CPFビルの再開発が予想される。
 
BCAとシンガポール不動産開発業者協会(REDAS)共催のセミナーでデスモンド・リー国家開発担当上級国務相は「民間建設需要が低迷し、これを公共工事が補うとのパターンは今後も続く」と述べた。
 
来年から2021年までの公共工事は年180億~230億Sドル(約1兆4,600億円~1兆8,700億円)になる見通しだという。実施される主なインフラ整備事業は、ジュロン地方線敷設、チャンギ空港第5ターミナル建設のための基盤整備。
 
ソース:http://www.asiax.biz/news/41922/