同報告では、シンガポール経済の将来の在り方を示す。企業幹部の主な関心事は「経済や労働力は、いかに破壊的状況に対処できるか」「中小企業は、いかにしてこれまで以上の役割を果たせるか」だった。
産業機械ウォン・フォン・インダストリーズのリュー専務は「チェスの駒を動かすのは戦術。優位に立つためチェス盤自体を動かすのが戦略。報告書では戦略的転換を希望する」と語った。
同調査では、委員会は何を最も重視すべきかを聞いた。回答者は59人。コンサル業者ブラック・サンのロー最高経営責任者(アジア太平洋地域担当)は「現在の課題だけでなく、まだ起こっていない問題に対する解答も探す必要がある」と述べた。
企業側の対策として、少なくともすべての関係者は将来の課題に機敏に取り組めるよう、技術、知識を蓄積しておく必要があると企業幹部は考えている。独ボッシュのヘイエス社長(東南アジア地域)は「不透明かつ複雑で、変化の激しい環境で成功・繁栄するには、シンガポールは新たな商品、ビジネスモデルを継続的に生み出すことが必要」とした。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41929/