恒生銀行、今年の香港GDP1.8%増と予測
恒生銀行の薛俊昇・首席エコノミスト代行は1月6日、香港総商会の講演会で今年の香港経済の見通しを示した。7日付『大公報』によると、薛氏は「世界経済に対する信頼向上で昨今の金融市場のムードは改善され、投資や消費の拡大に有利」と述べ、今年の世界経済は昨年よりやや改善するとみる。
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小売業の下振れも緩和し、香港の域内総生産(GDP)伸び率は昨年1.4%から今年は1.8%に上昇すると予測した。米国の利上げによる香港からの資金撤退が懸念されるが、香港のアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は2700億ドルに上るため低金利環境を維持でき、利上げは年末あるいは来年に入ってからとみている。
また米国のトランプ次期大統領の就任で世界経済と貿易への影響が懸念されているが、保護主義は米議会が容認しないため「トランプ氏の政策による中国本土や香港への貿易への打撃を憂慮するのは時期尚早」との見方を示した。
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