香港のIPO調達額世界一も来年は大幅減か
監査法人デロイト・トウシュ・トーマツが今年通年の新規株式公開(IPO)による資金調達額に関するリポートを発表。昨年に続き香港がトップとなったものの、来年は再度後退しそうだ。
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12月20日付香港各紙によると、今年の香港市場のIPOによる資金調達額は120社上場で1947億ドルと、2位の107社上場で1219億ドルの上海に大きく差をつけ1位に。ただ同社の来年の予測では、香港の上場は120~130社で調達額も最大で1800億ドル程度の見込みだという。上海A株市場が380~420社、最高で2800億元と予想されているのと対照的だ。
またニューヨーク市場も今年が大統領選と利上げ予測のため多くの企業が上場を見送っていた背景があり、来年は大きく伸びる可能性があるという。同社幹部は上海とニューヨーク市場の勢いを認めながらも「上海A株の審査待ちの銘柄は2~3年で尽きる可能性があり、市場は政策主導だ。上場審査が比較的速く、国際的な信用もある香港市場はまだ優位性はあると思う」とコメントした。
Photo by green_intruder on Flickr
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