ECAのアジア地域取締役スアン・リー氏によると、現地通貨のSドル換算では生活費はわずかな上昇だったが、外為相場でSドルが上昇したため順位が上がった。生活費の高さ1位は東京で、首位は2013年以来。昨年は11位だった。2位~10位は、ルアンダ、チューリッヒ、ジュネーブ、横浜、バーゼル、名古屋、ベルン、大阪、キンシャサ。
ECAは世界450都市において、外国人駐在員世帯が一般的に購入するモノ・サービスの価格を比較した。住宅賃料、公益料金、乗用車購入費、授業料など、駐在員手当で賄われるものは含めていない。
調査実施時点で円が上昇しており、これが順位に影響した。リー氏は「社員を日本に駐在させる場合、購買力を維持するためには従来以上の経費が掛かる。一方で日本から海外に駐在員を派遣する場合、手当を減らしても生活水準は維持できる」と説明した。
ポンド安が影響しロンドンは100位以下にランクを下げた。これは2004年の調査開始以来、初となる。
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