シンガポール、テクノロジー企業へのVC投資増加、ソフトバンクも
情報技術(IT)や、従来型ビジネスには脅威となる破壊的技術などテクノロジー分野への、プライベートエクイティ(PE)やベンチャーキャピタル(VC)の投資が好調に推移している。不動産鑑定など評価サービス会社ダフ・アンド・フェルプスのまとめによると、シンガポールにおける今年のPE、VCによる投資は100件、35億米ドル(約4,030億9,000万円)で、うちテクノロジー関連が件数で53%、額で34%を占めた。
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具体的な投資例は、中国系アリババによる電子商取引サイト「ラザダ」支配株の取得(10億米ドル、約1,151億7,000万円)、ソフトバンクによる配車アプリのグラブへの出資(7億5,000万米ドル、約863億8,000万円)、マレーシア国営カザナ・ナショナルによるインターネット関連会社ガレナへの投資(1億7,000万米ドル、約195億8,000万円)の3件。
昨年のPEとVCによるシンガポールでの投資は22億米ドル(約2,534億円)、2014年は24億米ドル(約2,764億円)、2013年は9億米ドル(約1037億円)だった。今年の合併・買収(M&A)では不動産関連が首位で、150件248億米ドル(約2兆8,562億円)だった。テクノロジー関連のM&Aは83件、134億米ドル(約1兆5,433億円)。
PE、VCの投資がほとんどテクノロジー分野に向けられていることについて、テンブスICTファンドの投資担当者パンデ氏は、テクノロジーがあらゆる産業分野に影響を与え、産業の入れ替えも起こしていることを理由に挙げた。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41632/
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