美容医療、消費者委がライセンス制を提案
香港では近年、美容医療での事故が相次いでいるが、ある調査で美容医療について利用者の認識が甘いことが分かった。
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12月13日付香港各紙によると、消費者は先ごろ、市民1004人に電話でアンケート調査を行ったほか、街頭で美容医療の利用者602人に話を聞き、市民72人によるフォーラムを行った。その結果、回答者の20%が美容医療を利用したことがあり、女性がその8割を占めていた。最も多くの人が利用していたのがレーザー治療で、次いでウオーターピーリング、ラジオ波を取り入れたRF美顔療法だった。半数が毎月少なくとも1回は施術を受けており、費用は平均6600ドル、7割の人が施術に満足していた。
しかし、利用者の81.3%が一般の美容サービスだと誤解しており、56%が自分が受けたのは美容医療ではないと思っていた。香港特区政府は2013年にハイリスクとされる15の施術(マイクロニードルセラピーや美白注射など)については医師が施術するよう定めているが、利用者は実際は9割がエステティシャンによって施術が行われていると指摘している。
消費者委員会ではこうした現状をふまえ、医療美容従事者のライセンス制導入を提案。美容医療に関する苦情には医師による施術も含まれているとから、エステティシャンだけでなく医師も特定の資格を設けるべきだと話している。
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