日本フレスコボール協会、ブラジルチャンピオン大会への初出場目指す
日本フレスコボール協会は、2017年12月にブラジルで開催される国内最高峰のフレスコボール大会「カンピオナート・ブラジレイロ・ヂ・フレスコボール・エタッパ・コパカバーナ2017」に日本代表選手(ペア)を派遣することを目的とした日本国内でのプロジェクトを発足させることを12月12日(月)、発表した。
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フレスコボールは1945年にブラジル・リオデジャネイロにあるコパカバーナビーチで生まれたラケットスポーツ。ペアで向かい合ってボールを打ち合い、地面にボールを落とさずにラリーを長く続けるゲーム。
ブラジルではビーチゲームとしてリオをはじめ全国のリゾートビーチなどで親しまれているほか、プロスポーツとして競技も行われている。
ブラジル国外の競技人口も年々増加しており、日本でも2015年からジャパンオープンが開催されている。2015年3月には、初の世界選手権である「フレスコボール ワールドカップメキシコ大会」が開催され、同大会には日本からも代表選手が出場した。
「カンピオナート・ブラジレイロ・ヂ・フレスコボール・エタッパ・コパカバーナ2017」はブラジルフレスコボール協会が主催するツアー大会における最終大会で、その年の年間ランキング上位者のみが出場することができる。同大会に外国人選手が参加した例はこれまでなく、参加が決まればブラジル人以外での初の参加となるという。
日本フレスコボール協会は同大会に日本選手を派遣するためのプロジェクト「FRESCOBALL Road to Rio Champion Race 2017」を発足する。
「FRESCOBALL Road to Rio Champion Race 2017」では、2017年3月より日本国内で3つの大会を開催。この大会ランキング上位2名が、日本代表としてブラジルへと派遣される。
国内での3大会は、「フレスコボール ミウラカップ」(2017年3月)、「フレスコボール オダイバカップ」(2017年5月)、「フレスコボール ジャパンオープン2017(2017年8月)。参加カテゴリーはいずれも男子、女子、男女混合の3種。
フレスコボール競技歴2カ月ながら、フレスコボールジャパンオープン2016に参加、17位と健闘した写真家の五十嵐恭雄氏がプロジェクトのアンバサダーを務める。
「ただ来た球を打ち返すだけでは駄目で、相手の取りやすいように返す。思いやりがあればあるほど、ラリーは続くようになります。相手と協力して、気持ちを込めて、一緒にプレーするって、最高に気持ちいい。そしてスポーツを楽しむという事を思い出し、 原点に帰ったような気がしました」(五十嵐恭雄氏)
五十嵐氏は、フレスコボールは新しい感覚のスポーツで、その最大の特徴は「相手を思いやるスポーツ」である点だと語った。
「(フレスコボールは)ラケットとボールさえあれば、ビーチだけでなく公園や空き地など、色んなところでプレーができます。相手と対話するように楽しむ。そんなフレスコボールの楽しさを伝えていければと思っています」(五十嵐恭雄氏)
(文/麻生雅人、写真提供/日本フレスコボール協会)
写真はフレスコボール・ジャパンオープン2016
ソース:http://megabrasil.jp/20161212_33001/
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