世界最大手の不動産サービス会社であるクッシュマン・アンド・ウェイクフィールドによると、世界が不透明感に包まれる中、シンガポールは安全な投資先と認識されている。Sドルが強く、投資資産が目減りする心配がない点が好まれているという。
CBREは取引額が1,000万Sドル(約8億円)超の売買統計をまとめた。外国人投資は不動産売買全体の42%を占めており、昨年通年の投資(46億7,000万Sドル、約3,730億円)を62%上回っている。
外国人投資のうちオフィス投資が76.5%(67億7,000万Sドル、約5,408億円)を占めた。この先3~4年、オフィスの新規供給がほとんどなく、投資家は先行き賃貸料の上昇を見込んでいるためだ。
代表的取引ではカタール投資庁がマリーナ・ベイのアジア・スクエア・タワー・ワンを約34億Sドル(約2,716億円)で購入。マレーシアの不動産開発業者IOIプロパティーズはマリーナ・ベイの開発用地入札において、政府入札では過去最高の25億7,000万Sドル(約2,053億円)で土地を落札した。
住宅取引でも外国人の動きは活発で、中国系青建子会社のシンジャン・リアルティーは集合住宅のシュンフー・ビルを約6億Sドル(約480億円)で買収した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41465/