16日付香港各紙によると、チムサーチョイを出発し、青馬大橋、コンテナターミナルなどが望めるコースで、片道45分。船内で軽食も提供し、乗客は往復のパッケージチケットを購入する形になるという。往復のパッケージチケットは180ドル。輸送量は毎日350人に及ぶと見られ、6年内のコスト回収を期待している。そして同路線に使われるのは香港初というエコフェリーだ。
同社は2011年の湾仔―ホンハム路線廃止に伴い退役していたフェリー「世星号」を1400万ドルを費やし環境に優しい船舶へと改修。ディーゼル燃料でエンジンを動かし窒素酸化物や二酸化硫黄の排出を抑えた。船体に煙突は残されているものの実際には使われず、スターフェリーの伝統的な外観を維持するためのものとなっている。早ければ今月末または12月初めに運航を開始する見込み。