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ベトナム、繊維産業の2017年は前途多難か

 
ベトナム繊維公団(Vinatex)のLe Tien Truong社長は、米国とEU向けの繊維縫製輸出は英国のEU離脱とTPP反対派のドナルド・トランプの米国大統領当選による負の影響が予測されると話す。政策的支援がなければ、繊維産業の輸出額増加率は5-7%に止まることが予測されるという。
 
ベトナム繊維協会(Vitas)は国内繊維縫製産業の支援のため、国内及び外資企業による投資事業の管理能力強化や、最低賃金の賃上げや労働時間に関する政策の見直しなど、商工省に複数の提案を行った。繊維協会はまた、繊維産業開発への支援と人材教育への支援も要請した。
 
繊維公団によると、今年1月から10月までのベトナムの繊維輸出は前年同期比4.8%増の233億ドルであった。今年の輸出目標額である280-290億米ドルに到達するためには、残る2か月で月間平均輸出額25億米ドルを達成する必要がある。
 
ベトナム製繊維製品の最大市場である米国への輸出額は前年比4.37%増の100億米ドル、続くヨーロッパは前年比2.46%増でおよそ30億米ドルであった。
日本と韓国もベトナム製繊維製品の主要市場となっている。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_2643.html