今年9月、基隆から高雄まで発送した肉表面と箱表面にセンサーを設置し、30秒ごとの温度変化を測定。シェア合計70%を占める大手4社の温度合格率は、冷蔵で4割以下、冷凍ではわずか2%だった。台湾宅配通(ペリカン便)では冷蔵車室温が摂氏35.5度以上、冷凍車で33度と、常温での運送が発覚した。
業界最大手の黒猫宅急便でも温度変化が激しく、冷蔵扱いの肉温度が17度を超えた。食中毒を起こすリステリア菌発生の危険指数は、嘉里大栄物流のみが合格基準の1以下で、宅配通は2.13、黒猫宅急便が2.11、新竹物流が1.78となった。