2017年の平均昇給率予測を、昨年の予想3.8%よりは低いものの今年の実績(3.5%)とほぼ変わらない3.5%とした。業種別では、公共のインフラ整備や大型プロジェクトの影響で、建築と非政府機関(NGO)職員が各4.7%、公共事業が4.1%と好調だが、その一方でさえない数字もある。
全体の15%にあたる2万人は昇給凍結になる見通しで、昇給無しの割合は過去5年で最高となった。同学会の孔于人・副会長は「中国経済の先行きや米国の大統領選、EUの状況など世界で懸念事項が山積しており、企業側も慎重になっているのではないか」と分析した。