台湾、福島の米輸入解禁問題、農業委と衛生福利部の意見不一致
福島県など放射能汚染の被災地からの食品輸入について台湾の農業委員会(農委会=農水省に相当)と衛生福利部(衛福部=厚労省に相当)の意見が食い違っている。
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農委会は2日、立法院で「現在、福島県のコメを輸入禁止にしているのは、世界で中国と台湾だけだ」とし、「対象地域の全量規制ではなく、特定高リスク産品の管理強化を望む」と輸入解禁に前向きだった。しかし衛福部は同じ立法院の別の委員会で「国民の健康を(外交交渉の)駆け引きの駒にすべきではない」と食品安全を強調、解禁には消極的な姿勢を示した。
食品輸入を決めるのは農委会が担当で、衛福部は「食品輸入の管理をするだけで、我々は開放(輸入)するかどうかは決めることはできない」とした。
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