15日付香港各紙によると、香港マカオ弁公室に対しては「問題処理が間に合っていない」「中央の関連戦略を徹底していない」「組織活動が不健全」「幹部選抜プロセスが厳格ではない」などと批判。さらに一部幹部については問題が発覚し、中央紀律委、中央組織部に処理を委ねたという。
ある分析によると、香港マカオ弁公室の腐敗問題は主に返還直後に現れ、1997年から13年余りにわたり主任を務めた廖暉氏の責任が追及されている。廖氏は公の場での発言が少ないため、中央の対香港政策が軟弱とみられ香港政局の混乱をもたらしたと指摘されているほか、退任後も影の主任として影響力を持っていたという。
また中央紀律委は中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)にも人員を派遣して腐敗状況を調査しているもようだ。改善に期待したい。