国別でみると、SEE6の中で最も経済規模の大きいセルビアが従来の1.8%から2.5%に上方修正された。一方でマケドニアは政情不安で投資が鈍っているため、3.7%から2%へ大幅な下方修正となった。
SEE6全体の平均失業率は今年20.3%へ改善する。ただ、若年失業率は依然として深刻で、モンテネグロで39%弱、ボスニア・ヘルツェゴビナでは54.3%に上る予測だ。
世銀は、民営化や年金改革などの構造改革を進め、事業環境と公的サービスの改善、省エネ・省資源経済への転換、正社員雇用への障壁除去に向けた措置をとることが安定成長への課題とみている。
SEE6にはバルカン諸国のうち、欧州連合(EU)に未加盟のセルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、マケドニア、モンテネグロ、コソボが含まれる。
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