三木谷浩史会長兼社長は29日、台北市内で記者会見を行い、中国語を用いて「台湾は我々の世界展開でもっとも重要な市場だ」と強調した。これまで20カ国・地域で現地語のコンテンツを配信する体制を整備したが、アジアでは台湾が初めてとなる。世界共通のインターネットストアから購入することができ、約190カ国・地域で台湾発の中国語のコンテンツが読めるようになる。
海外事業の立て直しを急いでいる楽天。海外で唯一日本と同じように多様なサービスで利用者を囲い込む「楽天経済圏」が整ってきている台湾での電子書籍の本格展開で、それぞれのサービス拡大にも弾みをつける考えだ。