鉄に加えアルミ、炭素繊維の加工を手がけるだけでなく、車体の強度を高めたり軽くしたりする構造設計などに強く、自動車メーカーに提案できるゲスタンプ・オートモシオンの技術力を日本やアジアの自動車メーカーと幅広く取引がある三井物産の販路を生かして広げていく。ゲスタンプは三井物産の支援を受けることで顧客に加え、鋼板など原料の調達先も広がる可能性がある。
三井物産は2013年に約330億円を投じ、米国やブラジルなど4カ国にあるゲスタンプの事業会社にも出資していた。本体への出資を通じ役員を出して経営に関与を強め、自動車部品事業を展開する地域を今後さらに広めていく。