Vエアは今月8日、経営不振のため今年3月に就航した台北(桃園)-東京(羽田)線および台北(桃園)-茨城線の運航を、9月20日以降停止すると発表した。2路線の運航停止後、タイのバンコク、チェンマイ、日本の福岡、沖縄を含む7路線の運航が残るが、復興航空は10月1日のVエア吸収合併後、台北―福岡線、台北―チェンマイ線を受け継ぎ、他の路線を廃止する予定。
Vエアは2014年1月20日に成立。同年12月17日に最初の路線である台北(桃園)-バンコク線を就航した。現在は9路線を運航しているが、今年は急激な円高の影響で日本線の利用客が減少し、また市場での競争激化が進んだことも加わり、各路線の運航調整を迫られている。今年3月末までの累積赤字は9億元(現在のレートで約29億3000万円)近くに達した。