台湾・トランスアジア航空が10月にVエアを合併、新たな発展目指す
復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)は9日午後に董事会(取締役会)を開き、100%復興子会社である格安航空会社(LCC)の威航空(以下=Vエア)の存続問題について話し合った。この結果、10月1日にVエアを吸収合併し、双方が持つ企業としての資源を統合して新たな発展を目指すことで合意に達した。
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Vエアは今月8日、経営不振のため今年3月に就航した台北(桃園)-東京(羽田)線および台北(桃園)-茨城線の運航を、9月20日以降停止すると発表した。2路線の運航停止後、タイのバンコク、チェンマイ、日本の福岡、沖縄を含む7路線の運航が残るが、復興航空は10月1日のVエア吸収合併後、台北―福岡線、台北―チェンマイ線を受け継ぎ、他の路線を廃止する予定。
Vエアは2014年1月20日に成立。同年12月17日に最初の路線である台北(桃園)-バンコク線を就航した。現在は9路線を運航しているが、今年は急激な円高の影響で日本線の利用客が減少し、また市場での競争激化が進んだことも加わり、各路線の運航調整を迫られている。今年3月末までの累積赤字は9億元(現在のレートで約29億3000万円)近くに達した。
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