なぜなら株式市場は数日修正をした後何事もなかったようにブレキジット以前のレベルまで力強い反発をしているからだ。主な要因は英国のEU離脱の決定により生じた不確実性から世界の中央銀行らが自国経済を保護するために量的緩和政策を打ち出すことに投資家が期待していることにあると思う。そしてブレキジットのリスク管理の対処が可能であると信じている。
しかしブレキジットのリスクが終了したと言うにはまだ早すぎる。株式市場はあまりに早い値動きをしているからだ。ファンダメンタルズをよく観察すれば、グローバルシステミック・リスクは高いレベルにあり、現状は2008年3月にFEDがベア・スターンズを救済した時のリーマン危機前の状況に似ている。詳細はJLア ドバイザーのHP(www.jladvisers.com) を参照。