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カンボジア政府が縫製分野の賃上げ交渉スケジュールを発表

 
過去数年と同様、賃金交渉は労働組合代表者、労働省、カンボジア縫製業協会(GMAC)の三者により行われると労働省は発表した。
 
労働省の発表によると、交渉に参加する三者は各々独自に社会経済指標、貧困指標に関する調査を実施し、事前の準備を行う。労働省は今年10月までに交渉を終え、新たな最低賃金についての合意に達することを目標としている。
 
近年、カンボジアの縫製・製靴分野の最低賃金は2012年の月額66米ドルから2016年の月額140米ドルまで、著しく上昇している。
縫製・製靴産業はカンボジア最大の外貨獲得源である。
 
2015年、縫製・製靴分野の輸出額は70億米ドルに達し、カンボジアからの総輸出額のおよそ80%を占めた。カンボジア国内には約1000の縫製・製靴工場が存在し、これら工場で75万人近くが雇用されていると推定されている。
 
photo by USEmbassyPhnomPenh on flickr