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シンガポール、国内外消費者の購買力が低下

シンガポール、国内外消費者の購買力が低下

過去5年間で小売産業への投資に100億シンガポールがつぎ込まれたシンガポールであるが、国内景気の減速と外国人観光客の購買力低下により、かつての買い物天国の名声は薄れつつある。

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業界のアナリストによると、国内のショッピングモールなど商業施設は同期間で約10倍拡大したものの空室率は.5%から7.3%に上昇し、今後もテナント離れは加速すると見られている。
 
国内消費は景気の低迷で減速。外国人観光客による2015年1~9月期の消費額は前年同期比7%減と購買力にも陰りが見え始めた。特に中国人観光客による高級品の消費額は、過去5年間で減少していった。中国国内の景気低迷や国内での消費を促す高級ショッピングモールが台頭したことなどが要因。
 
周辺諸国のマレーシア、インドネシア、タイなどでも高級ブランドを取り扱う小売店が増加。事業用不動産サービスのCBREによるとバンコクやジャカルタではこの5年間で小売スペースが20~25%増加したという。
 
不動産エージェントCushman & Wakefieldは、シンガポールで買い物を楽しむ中国人富裕層は減少しており、地域内にも買い物地としての競合が増えていることを指摘したうえで、シンガポールでの小売産業を悲観視した。
 
~Channel NewsAsia 6月6日~
 
ソース:http://www.kamobs.com/index.php/category/singapore-news/
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