ベトナムから中国向けのアパレル輸出、4ヶ月で25%の伸び
ベトナムから中国市場へのアパレル製品輸出は高い伸びを続け、年初も加速している。統計データによれば、2016年4ヶ月のベトナムから中国市場へのアパレル製品の輸出は1億8600万米ドルで、対2015年同期比で25%伸びた。2016年4月単月では、輸出金額は5000万米ドルに及び、対前月比で10%、対昨年同期比で38%増加している。
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予測では、ベトナムから中国へのアパレル製品輸出は2016年第2四半期及び通年にわたって高成長を維持するとみられる。第2四半期の中国へのアパレル輸出金額は、第1四半期比で8%増の2億米ドルと推定される。その根拠は、中国経済が安定成長しているため、輸出及び国内消費ともに増加していることである。中国のその他の経済指標も回復基調にある。
中国税関の統計データによれば、中国の2016年3月の輸出は9ヶ月減少が続いていた後、ようやく増加に転じ、対昨年同期比で18.7%の増加であった。データでは輸入も好調で、輸入減少の速度も減退している。中国の購買担当者景気指数(PMI)も2016年3月は49ポイントから50.2ポイントに上昇した。2015年7月以降でこの指標が50ポイントを超えるのは初めてである。
また、新規発注数量が2016年2月の48.6ポイントから2016年3月には51.4ポイントと大きく伸びた。これも2014年11月以来最高である。
とくに子供向け商品など、消費者に対する安全面において国産品の品質に関する不安から中国では「舶来品志向」の流れが強まっている。
生活水準が上がり、経済が安定すると、中国の中流階層の人々の多くが舶来品に大枚を払うようになっている。現在、中国は原材料の輸入だけではなく、消費財の輸入需要も伸びている。これはベトナムの輸出製品にとってもチャンスであり、そのうちの一つとして、アパレル製品が挙げられる。
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