有害プランクトンの発生による養殖漁業の被害報告は2009年頃から増加傾向にあり、2015年は一晩にして500トンの養殖魚が死に、養殖業者50社が被害にあった。損失額が100万Sドルにたっした業者もでた。
シンガポール農業食品家畜庁(AVA)は、有害プランクトンが養殖業にもたらす影響を最小限に抑えるため関係者と対策を講じる。 そのひとつとしてキャンバス地のバッグを使用して有害プランクトンを閉じ込めるシステムを採用する。
しかしながら、この方法でも、すぐに海水が汚染される恐れがあり長期的対策としては相応しくないという意見が少なくない。一方、生化学的な触媒により藻類の繁殖を押さえ、沈殿した藻類を養殖魚の餌に変えるという案も浮上。
Fish Farmers Association of Singaporeのティモシー・ン会長は、50を超える業者が魚から台湾蝤蛑などの養殖に切り替えを図っている。養殖漁業を持続可能にするためには抜本的な対策が急務となっている。
~Channel NewsAsia 3月26日~
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