『マレーシアにおける「ちぐはぐ」な労働関連法規の変更』
<鵜子 幸久(桜リクルート社(マレーシア)>
ここ最近のマレーシアでは、最低給与や外国人労働者受け入れに関して、政府が現状認識をよく行わないまま、思い付きのようなな政策変更を突如発表し、経済界からはその都度大反対が起こるという事態が繰り返されています。
まず、ナジブ・ラザク首相は本年2016年度の財政補正予算の発表時に、今年7月1日付けで最低賃金をマレーシア半島部で1,000リンギ(約28000円)、サバ・サラワク州で920リンギ(約25800円)に引き上げるとしました。それに対して、マレーシア経営者連盟(MEF)は猛反発。現在マレーシアは原油安やリンギ安の打撃を受けており、最低賃金を引き上げるのに良いタイミングではないとしています。昨年9月の時点で、多くの大企業が35-40%の減益を報告しており、……
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https://www.digima-japan.com/column/law/3147.html
『ムスリムも注目する天然・自然由来コスメティック市場に迫る!』
<堀 明則(Hopewill Group)>
近年、天然・自然由来製品に対する意識の高まりを受け、漢方を含めた伝統中国医療が注目を集めている。漢方は自然・天然由来の成分を用いて作られている為、豚由来の成分の摂取が禁じられているムスリムの間での高い需要も見込まれている。このため、欧米の大手化粧品メーカーを中心に、自然・天然由来または漢方由来のコスメティック市場に参入する動きがみられる。今回は、イスラム市場においても今後拡大が期待される天然・自然由来また漢方由来のコスメティック市場に迫る。……
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https://www.digima-japan.com/column/market/3150.html
『スリランカビジネスへの第1歩、経済概況と生活水準をリサーチ』
<渡辺 智也(ランカクリエイティブパートナーズ株式会社)>
スリランカがどこにあるかご存知だろうか。インドの南東部、インド洋に浮かぶ涙のような形をした島、そこがスリランカである。
インド、バングラディシュ、パキスタンといった国々と同じく、南アジア地域圏に属する国で、国土は北海道の約4分の3の広さ(外務省発表:6万5,607平方km)を持ち、樹木や草花と植物や野生生物に恵まれ農作物も豊富。道路にゴミが散乱するような光景を見かけることも少なく、仏教国らしい街であり清潔である。
また、他の南アジアの国と違い、外国人が犯罪に巻き込まれるケースも多くない。さらに8つの世界遺産を持ち、WHO認証のアーユルヴェーダが盛んで、世界的建築家ジェフリー・バワ設計の建築物があり、彼が設計したホテルにも宿泊できる。……
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https://www.digima-japan.com/column/market/3152.html