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シンガポールで開催された2つの旅行フェア、大盛況のうちに終了

 
先月、Sands Expo and Convention Centreで開催された「Travel Revolution」には82,000人来場。来場者数では昨年4月の同旅行フェアを8%上回った。一方、Singapore Expoで先週末開催された「Natas Fair」には、目標より2,000人届かなかったものの昨年の開催時より5%多い58,000人が来場した。
 
「Travel Revolution」で、最も人気が高かった旅行先は, 四季を通じて人気を誇る日本。一方「Natas Fair」では、クルージングの旅が人気を博した。
 
「Natas Fair」に出展したCitystate Travelでは、クルージング商品の売り上げが前年比10%増となり、年末のクルージング商品に対しては先着で5~15%の割引を設定したことが功を奏したようだ。
 
Sotaaの会長でSA Tourの代表取締役でもあるケイ・スイピン氏は、先行きの見えない世界経済への不安のなか、消費者も注意深く旅行商品を選択しており、価値を求める傾向が強まっているという。ウェブサイトやオンラインの旅行代理店が提供している香港や台湾などの商品は、今回のフェアでは大きく売り上げを落とした。
 
一方で、異国情緒あふれる旅行先にも人気が集まり、最大手Chan Brothersでは、アイスランド、クロアチア、スロベニア、南アフリカ、フィジーへの予約が増加。 ASA Holidays’では11日間のロシアツアーが人気商品となった。
 
~The Straits Times 3月10日~
 
photo by travel ravolution