ベトナム繊維アパレル協会(VITAS)が2月23日に発表した統計によると、ベトナムはEUのアパレル市場シェアにおいて第6位、カンボジアより下位であることが判明し、関係者を驚かせている。
統計によると、EU地域では中国が首位で36.9%を占め、その後にバングラデシュ16.89%、トルコ11.62%、インド6.33%、カンボジア3.64%、ベトナム3.45%となっている。2014 年と比較してベトナムの繊維製品輸出額は5.01%の増加、物品輸出全体で3.21%の増加であったが、統計によるとベトナムからの輸出額はEUの繊維製品市場の3.45%を占めるに過ぎない。カンボジアからの衣類・繊維製品の平均単価は2014年より下がっているものの、カンボジア製品のEUでの市場シェアは3.64%で、ベトナムより0.19%高い。
2015年、EUは31億1000万米ドル相当のアパレル製品をベトナムから輸入している。カンボジアからのアパレル製品輸入額は32億7000万米ドルであった。2016年の1月から2月にかけて、ベトナムのアパレル・繊維製品総輸出額は36億米ドル、前年同時期と比較して12.4%増加している。それにもかかわらず、ベトナムの輸出業者の多くは、製品単価は横ばいか、または0.5%から1%の値下げを余儀なくされたと証言している。
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