対象となった世界主要24都市の中で香港は高級オフィス賃料が1平方フィートあたり平均で月169.6ドルと最高を記録したという。上昇率も前年比13%アップとアジア地区で最高で、同社では今年通年でさらに5~10%程度上昇するとみている。
同社の香港商業部主管であるアレックス・バーンズ氏は「香港のオフィス賃料の高値は主に中国本土企業の旺盛なオフィス需要に起因している」と分析する一方、「近い将来に東九龍地区のオフィスが大量に供給される見通しで、なおかつ賃料も中環地区の3分の1程度に抑えられるので、コスト削減の選択肢も多くなる」と予測した。
ちなみに香港以下の順位は、ロンドン(155.4ドル)、北京(128.9ドル)、ニューヨーク(110.7ドル)、上海(88.1ドル)と続く。
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