ベトナム縫製企業は自由貿易協定による国内市場での競争激化を懸念
アセアン経済共同体(AEC)と環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の調印によるベトナム国内への輸入品の増加で、ベトナムの繊維企業は大きな危機に直面することとなる。
「消費者は国産品を好むと考えますが、ベトナム人消費者を引き止めるために最も重要な要素は品質の確保です」とAn Phuoc社のNguyen Thi Dien会長は政府のウェブサイトで見解を表明している。
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1995年以来、Viet Tien縫製はベトナム国内に1309の販売店舗や代理店による流通網を作り上げてきた。有名なViet Tienブランドの他に、同社では様々な大人用・子供用ファッションブランドを所有している。
Blue Exchangeは200以上の店舗を持ち、若者向け衣類での大きな市場シェアを持つ。「近年、年率10-15%の割合で縫製品の需要は上昇しつづけています」とVinatexのHong Ve Dung副社長は話す。Dien会長は、他のアセアン諸国からの縫製品との競争は不可避であるため、国内企業は品質向上と商品数増加で競争力を強化するべきであると話す。
市場での競争激化が見込まれているにもかかわらず、An Phuoc社は年間成長目標を15-17%に設定している。今年、同社は既存の105店舗に加えて10店舗の新規開店を予定しているという。「自由貿易協定の影響に対抗するためには、新デザインの促進、ブランドの強化と流通システム拡大が最善の方法です」「アセアン諸国の縫製品がベトナム市場に溢れ、国内産品との直接の競争になるでしょう。国内企業は費用削減で競争力を高めるため、低金利を望んでいます」とHong Ve Dung副社長は話す。
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