ベトナム・クァンナム省の縫製労働者がボーナスを巡り抗議活動
クアンナム省で1000人近い縫製労働者が旧正月ボーナスの支払いが遅れているとして抗議活動を行った。
クアンナム省Tam Ky市のTruong Xuan工業団地にあるYS Vina縫製工場のおよそ1000人の労働者が2月1日午後、工場前に集まった。
同社は旧正月ボーナスを3ヶ月に分割して支払うことを決定していたため、労働者らはこの方針の見直しを求めた。
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労働者らは平均で250万ベトナム・ドン(112.2米ドル)以上のボーナスを受け取ることになっており、これは彼らの月額給与相当額である。
「ボーナスが少なすぎるばかりでなく、会社は旧正月の休暇前にはその30%しか支払わないと決定しました。残りは3月15日と4月15日に受け取ることになっています」と同社の労働者であるHoangさんは話す。
つまり、労働者らは旧正月休暇の後にならないと全額を受け取れないことになる。
「勤続1年未満の労働者のボーナスは大きく減額されました」ともHoangさんは言う。「私の家族は旧正月の準備をするために私のボーナスをあてにしています。ボーナスが分割払いになって、とても心配しています」と他の労働者も言う。「こんなおかしな旧正月ボーナスの支払い方法は聞いたことがありません」と彼は言う。
YS Vina社によると、このボーナス支払い方針は同社の財政的な問題によるものだという。同社は労働者らに、同社のボーナスは20万ベトナム・ドン(8.97米ドル)しか払わないいくつかの他企業よりも多額であるとして、状況を理解するよう求めている。
クアンナム省労働・傷病兵・社会部労働局のNguyen Tien副局長は、同社がこの問題を解決できるよう支援を行っていると話す。一方、同社は単独でこの状況の解決を図っていると説明している。労働者らの集まりに対応するため、2月1日にはTam Ky市警察の数十名が出動した。
YS Vina社は縫製製品、外国市場向け製品の製造を行う外資系企業である。
photo by Tagosaku on flickr
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