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インドネシア・ジョグジャ王室、後継者問題に揺れる

インドネシア・ジョグジャ王室、後継者問題に揺れる

ジョグジャカルタのスルタン・ハメンクブウォノ10世が昨年5月、長女グスティ・カンジェン・ラトゥ・プンバユン王女を後継者に指名したことを発端に、女子継承の正当性をめぐって王族の間で対立が深まっている。

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10世の弟妹はこのほど、反対派を代表し、「スルタン(王)は伝統的な指導者だが、宮殿の所有者ではない。王室規範(Paugeran)に従った行動が求められる。王位継承は、これまでの慣習に則って行うこと」などとした内容の公開書簡を、1月12日付で、10世の次女チョンドロキロノ王女が委員長を務める王室倫理委員会に送った。
 
10世は昨年末、異を唱える王族や廷臣らに対して、「地位を剥奪した上で、マタラム(ジョグジャカルタ)を追放する」と発言し、反対派に対して強硬な姿勢を見せていた。今回の書簡は、これに対抗したものとみられる。
 
王室規範では、王位継承権を長子(長男)と定めている。過去には、成人男子のいなかったハメンクブウォノ5世の死後、弟が王位を継承した。
 
ソース:http://lifenesia.com/politics/yogyakartaselatanproblem/
 
photo by MicheleLovesArt on flickr

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