国際金融公社、ミャンマー・City Martに2500万ドルの融資
国際金融公社(IFC)はミャンマー最大の小売業グループCity Mart Holding Company Limited(CMHL)に対し、事業拡大計画のための2500万ドルの融資を行う。
世界銀行グループの民間融資部門であるIFCは、この融資はCMCL社が今後3年間でミャンマー全土に約20のスーパーマーケット、ハイパーマーケットを建設するためのものであると発表した。
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CMHL社は1996年の創業以降現在までに約150の小売店を開業しており、今回の事業拡大により同社がより多くの農家、ミクロ・中小企業、その他の納入企業を同社のサプライチェーン、流通ネットワークに組み込むことが期待されている。
CMHL社は国内の納入業者からの調達を6倍に増やし、2021年までに約1億5000万ドルを目指し、約半数を女性が占める4000の新規雇用を創出したいと発表している。
「IFCによる融資はCMHLの事業計画、そしてミャンマーの小売部門の成長可能性に対する信頼のしるしです。融資に加え、IFCの食品衛生、社会的・環境的活動、企業ガバナンスについての知見と助言はCMHLを次のレベルに引き上げる助けとなるでしょう」とCMHL社のDaw Win Win Tint社長は話す。
ミャンマーの小売部門は120億ドル規模で、現在は非公式の業者が主流であり、公式な小売企業は市場の10%以下を占めるにすぎない。しかし、経済成長と長年の孤立の後の市場解放で、消費財への需要が上昇している。
「IFCは開発途上国において現代的な小売セクター開発を支援しています。小売セクターの発展に伴い、経済成長、雇用創出、サプライチェーンと物流インフラ開発、小規模ビジネス支援が期待できるからです」と国際金融公社のVivek Pathak東アジア・太平洋地域部長は話す。
「IFCの世界的な専門性と産業への知見をもって、CMHLの効率性と基準を向上させ、ミャンマーの小売企業のモデルとなるべくCMHKと協力していくことに喜びを感じています」
IFCは現在ミャンマー政府、民間セクターと協力の上、ミャンマーの投資環境、融資環境、インフラの向上に取り組んでいる。最初の重点事業として、電力、テレコミュニケーション分野を挙げている。
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