シンガポールの期待インフレ率、過去4年でもっとも低い2.74%
消費者へのアンケート調査結果を一定の算式により数量化した先行きのインフレ率(SInDEx)は、世界的景況感の急落と金融市場の混乱のなか、過去4年間でもっとも低い水準だった。
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18日に公表された今後12ヶ月の期待インフレ率は前回(昨年9月)の2.92%から2.74%に低下し、2011年9月以来の低水準だった。アンケート調査は先月、シンガポール経営大学(SMU)が実施。オンラインで500人からの回答を収集し算出した。
調査ではシンガポール消費者が米国の利上げや原油安を懸念していることも明らかになった。SMUは消費者が世界経済の先行きやインフレ圧力が高まることを懸念し、結果としてインフレ率が低下することを期待していると分析。
自家用車両保有にかかわる経費と住居費を除く先行きのコア・インフレ率は2.85%と昨年9月の調査時2.91%よりやや下回った。
photo by kalleboo on flickr
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