リー首相は、この予算は人材育成、科学の可能性、知識の適用への投資であるとし、多種多様な分野のグループが連携することで研究のサイロ化を取り壊し、最良の研究に向けた競争力を高めることが目的だと説明した。
優先される研究項目は、高度な製造・エンジニア、健康医療科学、サービスおよびデジタル経済、と都市問題解決・持続可能性の4つ。研究開発費として年間投じられる予算40億Sドルはシンガポールの年間GDP1%にあたり、予算額はアメリカなど先進諸国に匹敵する。
2006 年に設置された研究・イノベーション・企業会議(RIEC)の議長も努めるリー首相は、シンガポールは他国より研究開発されたものを商品化し価値を生み出すことに長けているとし、今後の研究開発に期待を寄せた。
~The Straits Times 1月9日~
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