10日付香港各紙によると、これは中国国内の省・自治区・直轄市・特別行政区の競争力を経済、社会、環境、文化などの指標で評価したもの。3年連続で上海が1位、香港が2位となり、以下は深セン、北京、広州、天津と続く。深センは北京を抜いてトップ3入りした。
一方、都市成長競争力で香港は15位となり、昨年の順位から2ランク後退。4年連続の後退となった。昨年2位だった深センが1位となり、以下は天津、重慶、広州、北京と続く。
成長競争力は都市の実力、潜在力、活力、能力の4指標で評価される。同研究会の桂強芳・会長は「香港は人材、法制で優位性を持つものの、政治的対立が絶えず内部消耗が深刻で、香港の競争力を削いでいる」と指摘。魏逹志・副会長は、香港の域内総生産(GDP)は年末に深センに抜かれ、戦略的な調整を行わなければ総合競争力で深センに抜かれるとの見方を示した。
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